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桜桃忌!
ぁぁぁぁぁ、桜桃忌までに人間失格感想まにあわんかった!

近日中にがんばります!

てことで命日であることは目をつぶって…祝☆桜桃忌!

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太宰治 『駆け込み訴え』 2
走れメロス (新潮文庫)走れメロス (新潮文庫)
(2005/02)
太宰 治

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↑これにのってる

太宰治『駆け込み訴え』1へ


前回の続き
思ってたより難しいよー(泣)


あらすじは大体こんな感じです↓


ユダはイエスの美しさを敬愛していた一方、同い年なのに彼が主で自分が召使いであることを疑問に思っていた。
また、自分が主に軽蔑されていることを感じていて、それを不満にも思っていた。

しかし、マリヤの香油掛け事件をきっかけに、イエスの愚かな言動を見る度ユダは彼を殺すのが美しい彼自身のためになると考え、機会をうかがうようになる。

そして最期の晩餐の日、イエスの意地悪さを今まで以上に憎んだユダは、ついにイエスを売ってしまう。


な、なるべくネタバレを避けたつもりだったのですが意味無かったかもしれません…
すみませんm(__)m


太宰が分析したユダには
『かわいさ余って憎さ百倍』という諺がよく当てはまります。

ユダの場合、簡単に書くと
初めは敬愛>憎しみ だったのが

マリヤ事件(仮)にて
敬愛≧憎しみ に

そして最期の晩餐で
敬愛<憎しみ

へと変化していったように思います。


人の心というのは、曖昧で敏感でそれでいて弱いものだと私は思っています。
だから、こうして誰もが感情の矛盾を持ってると思うのです。


私は彼が裏切った大本原因も、彼のイエスへの過度な愛情だと思います。


ユダとしては、彼を敬愛しているのに全く報われず、彼への反感が募るのも無理はありません。
そしてマリヤ事件でそれはピークに達します。


そしてユダは、
「彼は殺してもらいたそうだ。」
と何度か言っています。

言わば“愛情の裏返し”という建前を無意識に作っているわけです。
それも自分が彼を憎んでいることを自らから隠すためのように思えて仕方がありません

しかし、ユダは最後に本当に殺意を覚え、駆け込むのです。
建前も何もかも無くして何年もの怒りをまきちらし、最後に「ざまあみろ!」


見事だと思いませんか?
でも、私は1番、“この先のユダ”が気になるんです。


『駆け込み訴え』自体の話はここまでで終わりです。
だから、もうここからはこれまで以上に私のただの想像でしかありません。


「駆け込み訴え」とは元々江戸時代に通常の裁判上の手続きを経ず、領主や幕府の有力者の屋敷に駆け込み直訴することで、調査は行われたが厳禁されていたため訴人は罰せられる越訴の1つでした。
時期は違いますが、田中正三を思い浮かべると大体あってると思います。


聖書では、ユダはその後イエスを売ったことを悔やんで自殺する、という説が多いです。

私には『駆け込み訴え』というタイトルがユダのその後を表しているような気がしてならないのです。

では、誰に罰せられるのか?

それは、ユダ自身の彼への愛情にではないでしょうか?

「ざまあみろ!」は彼が一時の感情に身を任せてついに出た言葉です。
しかし、敬愛する主が処刑させられて冷静になって思うのは、切なさと後悔の類であり「ざまあみろ!」は出てこないと思います。
そしてユダは彼自身を呪いながら死んでしまったのではないでしょうか?



しかし、『駆け込み訴え』の話自体があくまで太宰の“想像”であり、実際のユダが何を思っていたかはわかりません。

しかし1つ確かな事は、後世彼は“裏切り者”の代名詞になってしまったことです。
事情も知られないまま彼は悪者となってしまいました。

太宰はそこに1つのチャンスを作ったのではないかと私は思います。

前回出た「福音書」。
あれはそもそも、イエスを慕う弟子やキリスト教徒が彼の言動を書き記したものです。

太宰はこの『駆け込み訴え』を『ユダによる福音書』として、ユダの代弁として世に出したかったのではないでしょうか?


これは根拠も何もない私のただの想像です。
ただの考え過ぎなような気がしてなりません…(^^;)

まぁ、想像は自由ですので
ちょっとくらい、いい話にしたいww


以上、感想でしたっ


長々と付き合ってくださりありがとうございましたm(__)m
感想・反論あれば教えてください。参考にいたします。




テーマ : 読書ノウト
ジャンル : 本・雑誌

太宰治 『駆け込み訴え』 1

文学読書感想文シリーズ、第2弾ですヽ(´∇`)ノ
そんなの初めて聞いたって?
…今つけましたから ←


前回の芥川『桃太郎』に続き、今回は太宰治『駆け込み訴え』です

新訳聖書の出来事を裏切り者・イスカリオテのユダ視点で描いた作品です


というわけで、うちにあった新訳聖書引っ張り出してみました

別に私はキリスト教徒なわけじゃないんですが、なんでか中学入学時に学校から寄贈されました。
ミッション系ではないはずなのだが…なぜ。


そんな疑問はさておき実際流し読みしてみた結果、
太宰がこの作品を書くにあたり大筋にしたのは『ヨハネによる福音書』のようだということがわかりました

・エルサレムの神殿でのイエスの行動
・香油を注ぐ女を非難するユダ
・イエスがユダに浸したパンを与える

など本作品に必要な話は『ヨハネによる福音書』以外詳しく描かれていないんです

ただ、所々あるイエスの言葉はマルコ・マタイ・ルカの福音書からとっているようです
(余談ですが、この3福音書をまとめて『共観福音書』というそうな)


話は変わりますが、
裏切り者として世間によく知られているユダですが、それ以外の働き・描写はほとんど書かれていません。

だから、どうしてイエスを売ったのか確たる理由は書かれていないのです。

唯一わかっていることは、ユダは祭司長のもとへ行きイエスを引き渡そうと持ち掛けたので祭司長たちは喜んで、金を渡す約束をしたこと。


ここで注目すべきは
元々ユダは金のためにイエスを引き渡そうと考えたわけではないのです

…だとするならばなぜ彼は主をついに裏切ったのか?

何年も何年も長い道のりを旅してきた主をそう簡単に裏切ろうとは思わないはずではないでしょうか?

それ相応のイエスに対する怒りや憎しみ、他様々な感情がなければこんなこと普通考えないと思うのです。


では、ユダは彼にどんな感情を抱いていたのか?
ユダはなぜ彼を裏切ってしまったか?





中途半端ですみませんm(__)m
時間がないので次回からこの答えを出していこうと思います(-_-;


太宰治『駆け込み訴え』2へ



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塩枝

Author:塩枝
読書、音楽、二次元 を好む気まぐれ女子大生です

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よろしくお願いしますm(__)m
 

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